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鰺ヶ沢町で4年に一度行われる「白八幡宮大祭」は、延宝5年(1677)に始まったとされる。古式ゆかしい神輿渡御行列に山車運行が伴う祭りで、藩政時代、北前船交易によって伝えられた上方文化を今に伝えており、京都の祇園祭の流れをくむことから「津軽の京祭り」と呼ばれている。
青森県では「ねぷた」「ねぶた」が盛んな弘前や青森などにおいても、藩政時代には山車を伴う祭礼が行われていたが、現在はいずれも廃絶しており、津軽地方では白八幡宮大祭が唯一存続している祭りとなっている。県と町の無形民俗文化財に指定されているほか、国の日本遺産「北前船寄港地」構成文化財として認定されている。
今回の助成により、令和5・6年度事業により新調された行列衣装・神輿用具を使用し、前回の平成29年(2017)から8年の空白を経て開催される令和7年(2025)の白八幡宮大祭について、行事の流れ、各種芸能(お囃子・踊り)、しきたり等の記録映像を撮影する。また、大祭終了後につなげる取り組みとして、記録映像による保存継承マニュアルを作成して後継者育成に役立てる。
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