秋田
男鹿のナマハゲ保存継承事業

秋田県男鹿市

ナマハゲは、各集落の青年たちが大晦日の夜にナマハゲに扮して、「泣く子はいねがー」などと大声で叫びながら、地域の家々を巡る民俗行事で、男鹿の人々にとってナマハゲは、怠け心を戒め、無病息災や田畑の実り、海の幸・山の幸をもたらす来訪神である。

ナマハゲの最初の記録は、文化7(1810)年、紀行家である菅江真澄が書き記した「男鹿の島風」、翌年の「男鹿の寒風」にさかのぼり、その後、約200年にわたって続いている。平成30(2018)年には、ユネスコ無形文化遺産に登録され、改めて本来の行事を保存継承していく動きが活発になっている。

本事業では、ナマハゲ装束の新調とレプリカ面の制作を行い、行事の保存継承と、さらなる情報発信に活用したい。

男鹿のナマハゲ保存継承事業
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